神田明神は複数の神々で構成される。だいこく(大己貴命)、えびす(少彦名命)、まさかど(平将門命)の三柱である。御祭神からも推察できるように出雲氏族によって創建されたおやしろ。将門公の合祀には念仏行者として名高い真教上人の働きがあったらしい。
将門塚周辺において天変地異が起こり村民たちを悩ませました。徳治2年(1307)になり、時宗の僧・真教上人により将門公の霊が鎮魂され、蓮阿弥陀仏の諡号が付されました。 その後、村民たちの請いにより定住し時宗寺院・芝崎道場日輪寺を開基。 この寺院は後に浅草に移りました。さらに延慶2年(1309)、将門公を神田明神に合祀いたしました。
時宗はその成り立ちから出雲神群との結びつきが深い。宗祖である一遍上人は、布教を拒絶された傷心状態で熊野のスサノオを祀る証誠殿(しょうじょうでん)に籠った際に「信不信を選ばず…」の夢告を授かっている。この神勅により時宗という宗教が歩む方向性が決定づけられた。
神田明神は、地理的にご鎮座が秋葉原に近いこともあってか、納涼祭りでアニソン盆踊りが開催され、好評を博しているようだ。いつの日か参加してみたい。
おジャ魔女カーニバル!!
